お花見や入学式、親子でお出かけの多いシーズンになりました。お気に入りのお洋服にちょっとプラスするだけでよそ行き気分になれるつけ衿の作り方を紹介します。
編み地の裁断はこのように並べると親子でおそろいの衿を裁断できます。
表衿と裏衿の縫い代幅が違うのは、出来上がったときに表側から裏衿が見えないように「キセ」をかけるためです。縫うときは合い印を合わせ、裁ち端同士を合わせて縫っていきます。
まず、前端にリボンを仮止めします。手縫いでしつけするか、ミシンで軽く縫い止めます。襟ぐり側の縫い代1cm分を避けてつけます。リボンに表裏がある場合は表衿と中表になるように止めてください。
左右ともリボンを仮止めしたら、裏衿を重ねます。リボンは表衿と裏衿の間に入った状態です。
リボンはまとめてピンなどで留めておくと間違って縫いこんでしまう心配がありません。
表衿と裏衿の合い印を合わせます。寸法が違うので合い印をきちんと合わせないと、きれいに縫いあがりません。
襟ぐり側の後中心を3cmほど縫い残して返し口にします。返し縫いをして縫い始めます。
前端の角はリボンを変に縫いこまないように気をつけて縫います。目打ちを使うとミシンの針ぎりぎりのところまで押えることが出来ます。
衿の丸みは縫い代が逃げたり伸びたりしやすいところなので、ゆっくりきちんと2枚を合わせて縫っていきます。(伸びやすい生地の場合は裏衿に芯を貼ってください)
ぐるっと一周縫ったら返し口3cmを残して返し縫いをします。
表衿をすこし大きく裁断しているので下の写真のようにぷくっと膨らみます。
カーブになっているところの縫い代を、裏衿だけ半分の細さまでカットします。
前端の角を出すようにつまみながら、表に返します。
襟ぐり側の縫い代と、前端の縫い代を折って角を作ってつまんでおきます。
角をつまんだまま、返し口から親指をいれます。
つまんでいる角を、人差し指で返し口から押し出して、引っ張り出します。この時、リボンがピンでとまっているのでピンで怪我をしないよう気をつけてください。
左右両方角を出して表に返し、形を整えます。返し口は縫い代を内側に折り込んでアイロンをかけます。
返し口をまつり縫いで閉じます。
衿部分は出来上がったので、リボンを結んでみてリボンの長さを決めます。長さが決まったら、リボンを縦半分に折って、ナナメにカットします。
スチームアイロンを浮かすようにかけて形を整えながら、毛を整えます。
スチームをあてると、ファーがきれいに立ち上がります。
つけ衿の完成です。
リボンや裏地の色でも印象が変わります。おそろいの編み地で、色違いの編み地で、お出かけを楽しめそうです。
大人用をつくったベージュはこちら
子供用を作ったうす紫はこちら
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